茶道・華道部

茶道フェスティバル②

12月14日、茶道フェスティバル(後半)です。

楽美術館より、お茶とゆかりの深い大徳寺へ移動しました。

 

まず三門(金毛閣)の説明を聴いて、中を拝観させていただきました。

「中」とは、二階部分の正に三門の中です。

普段は扉を閉ざし、絶対に見ることができません。

もしかしたら、これが最初で最後になるかもしれない経験です!

急な階段を上ったそこは、極楽を表現しているという厳かな空間でした。

長谷川等伯が描いた天井の龍や鳥が、当時のままの鮮やかな色彩を放ち、今にも動き出しそうな迫力でした。

また、柱から突き出た梁には、悪夢を食べるという架空の動物「獏」が彫刻されていました。

眼下に広がる三門からの景色に、古人と同じ場に立っている不思議な感覚と感動を覚えました。

瓦に記された「金」が見えるかな?

続いて大仙院での枯山水庭園の鑑賞と座禅体験です。

庭や建具など、目の当たりにする国宝や重要文化財に、緊張と驚きの連続です。

住職のご指導による座禅では、鹿威しが聞こえる静寂の中で、「只管打坐」に集中します。

申し出による警策(修行者が肩を打ってもらう行為)は、イタ気持ちいい体験でした。

こちらも撮影禁止のため、残念ながら体験のようすをお伝え出来ません。

ただ、座禅終了後に立ち上がれなかった部員がいたのは、言うまでもありません。

座禅後は、大仙院のお茶菓子「千瓢」とともにお抹茶をいただきました。

「気は長く、心は丸く、腹を立てず、人は大きく、己は小さく」

これは飾られていたものと同じ達磨大師の言葉です。

大変冷え込む中での体験でしたが、いずれも貴重なものばかりでした。

伝統文化フェスティバルには、是非来年も参加したいと思います!!

 

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