なりたいをかなえた卒業生
大学に進学した卒業生たち
京都共栄学園への入学が私の人生の分岐点でした
もともと勉強が大嫌いで嫌なことからは全力で逃げてきた人間でした。共栄に来ていなかったら勉強することから逃げて勉強は嫌いなままで医学部に行っていなかっただろうし、剣道部に所属していなければ辛いことがあればすぐに逃げ出す性格のままだったと思います。
中学時代の成績は医学部なんて到底無理な結果で、高校での勉強は結構頑張って伸ばすことが出来ました。伸びた要因のひとつとして共栄には「勉強することが全てだ!」という考えの先生がいなく、息を抜ける環境を作ってくださっていることがとても大きかったです。
在学中は勉強では医学部進学を目標に、部活動ではインターハイを目標に、勉強・部活・行事にと全力で両立することの楽しさを実感することができました。
今、私が思うことは「勉強はあくまでこれから自分達が社会で強く生きるためのひとつの糧であって、世の中は勉強が全てではない」ということです。
大学でも医師国家試験合格に向けて勉強を頑張りつつ友達と一緒に学生生活を全部楽しんでいます。一度しかない中学高校生活を勉強だけで終わらせるのは嫌だ!と思ったら、共栄学園で学生生活を送ることをお勧めします。
どんな教科も嫌いにならずに学べるってすごく大きい
入学して中学1年の頃はすごくワチャワチャしていましたが、中学3年になると少し落ち着いていた気がします。高校に入ってからは苦手な数学をなんとかしようと、めちゃくちゃ勉強しました。でも、共栄の先生は面白い先生ばかりなので、そこまで苦にはならなかったです。
さらにこの時に色んな教科にも興味を持つことができました。数学に限らず勉強は理解できると楽しくなるので、おかげさまで(?)今も数学はかなり好きですね。英文法とか中学の時は分からないことも高校になると分かったり・・・理解力の成長を実感しました。
すごいぞ!共栄高校!勉強だけでなく先生との距離も近いから相談とかもしやすいし、授業も楽しくできるし、部活動も自分に合った部活を探せるし、行事はいつも本気だし、充実した学園生活で本当に素敵な学校だと思います。
社会人になった卒業生たち
ここでできた友人は人生の財産です
共栄学園はとても和気あいあいとした雰囲気です。クラス替えもほとんどなくいつも一緒にいるので、必然的にクラスメイト同士の仲が良くなります。また、個性的な先生が多く、毎日笑いに溢れ楽しく過ごしていました。
一番思い出に残っている行事といえば、中学三年生の時の文化祭・体育祭。クラス一丸となって取り組み、優勝したことがとても嬉しかったです。
また、高校の修学旅行では台湾を訪問し、現地の学生と交流したことも楽しかった記憶として残っています。
卒業後は東京大学理科Ⅰ類に進学し、主に電気工学の勉強をしました。大学院に進学後は、半導体工学の研究に取り組みました。
就職を考えた際、地元を含めた日本全国に貢献できる仕事がしたいという思いから国家公務員の道を志し、現在は総務省で勤務しています。
共栄学園は進学校でありながら自由な校風で、自主性を重んじてくれます。まじめ且つユーモア溢れる友人たちと、指導熱心でユニークな先生方と経験した様々なことが、人間関係の面でも人間性の面でも、私の人生の基礎となっています。
ここでできた友人は人生の財産です。社会人になった今でも、会えば当時に戻ったように馬鹿笑いができる、かけがえのない存在です。
人間性、礼儀、むしろそういうところが役に立っている
京都共栄学園というと、「学びの道を一筋に」という校歌を思い出します。目標を持って入学してきている人が多かったので、どの学年も勉強に向かう姿勢はすごく、自然と受験に備えられました。
ただ自分は勉強以外のことの方が学校生活の印象が強く残っていて、バンドや将棋、サバイバルゲームといった趣味に友人と没頭したのが良い思い出です。卒業後は東京農業大学の醸造科へ進学し、2年間酒造りの修行に没頭しました。
その後3年間醸造設備関係の商社で勤務をしたあと、実家に戻り父の会社を譲り受け社長に就任しました。今は会社経営に関係する営業はもちろん事務処理、製造と全てにたずさわっています。
社長になってから酒母という酒造りに重要な段階を全て引き受け、さらなる品質の向上に挑戦しました。プレッシャーはありましたが、その後の評判が上々で、今はほっとしています。
共栄学園では勉強はもちろん、それ以上に社会性、人間性、礼儀などについて指導をしていただき、社会に出てからは、むしろそういうところの方が役に立っているかもしれません。